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人口が減り企業は採用を苦慮する地方のまちで、最大の地域貢献とは何でしょうか。

このまちで暮らして働くことそのものが、地域貢献に繋がる。

みなさん、「地域貢献」というと、どんなことを思い浮かべるでしょうか?
ゴミ拾いや草取りなど地域行事への参加。これは昔からよくある地域貢献のひとつの形ですね。
まちづくりやボランティア。なるほど、SDGsや ESG といったキーワードを聞く機会が多い昨今、これも立派な地域貢献です。
様々な地域貢献の形がある中で、私たちテック長沢は「雇用をこのまちに生み出すことが最大の地域貢献である」と考えます。

雇用を生むことが最大の地域貢献

こんにちは、テック長沢の片桐と申します。
テック長沢は 1963 年、柏崎で創立した製造業の会社です。高精度な切削加工技術や周辺技術を有しており、自動車、大型印刷機械や建設機械など各種産業機械、半導体設備まで幅広い業界の部品を作っています。
私たちの会社はここ 20 年で急速に成長しました。機械設備を新たに入れたり、雇用を増やしたり、成長のために投資を行ってきた結果です。
なぜ成長をしていくのか?
「現状維持は衰退することと同じことだ」と言われることがあります。会社存続のために成長を目指すのはもちろんですが、私たちの会社では雇用を生み出しこのまちに貢献したいという思いがあります。

会社の成長=社員の成長

会社の成長には社員の成長が不可欠です。
テック長沢では社員教育のために、独自の教育訓練プログラムや社員一人一人の個性に合わせたスキルアップの計画、資格支援制度を制度化しています。社会で成長するためにはどうしても負荷が必要になってきます。そのため正直に申し上げて厳しさはあります。ただ、ほかの会社ではなかなか考えられないような、例えば 20 代で課長になるといったようなことも当社ではよくあります。
成長には痛みが伴うけど、頑張ったら報われる。評価されるんです。

改善提案制度

社内のユニークな取り組みに「改善提案制度」があります。
これは現場で働く社員から出る改善のアイデアを現場に取り入れる制度です。生産性を高める施策や工夫、工場内の危険個所を改善するものです。ものづくりの会社として当然、整理、整頓、清掃、清潔、躾、いわゆる 5S の徹底はしておりますが、その際の視点として「探さない」「ワンアクション」を大切にしています。必要な道具や資材を探さずにすぐ取り出せること。そして無駄な動きを減らして一動作で事足りる環境を作ること。この二つを大切にしています。通常、一般職層からの提案は、係長の許可を得たり、課長の承認をもらったりが必要ですよね。この制度では現場からの声はどんどん積極的に取り入れていこうという制度なんです。

ファーストペンギン

ここまで見てきた成長や提案を語るうえで大切にしている姿勢があります。
それは「失敗をおめでたいもの」とすることです。なぜなら失敗は成功のもとだからです。挑戦がなければ失敗はありません。そして挑戦が無ければ現状に甘んじて衰退していくだけです。挑戦して失敗しても責めない。委縮してしまわないよう温かく見守るよう心がけています。果敢に挑戦する人を、当社は必要としています。
最初に荒れ狂う大海に飛び込むペンギンを称賛するのは当然ですが、そのファーストペンギンをフォローする人ももちろん大歓迎です。いろんな個性の人がいて会社はまわっていくのですから。
当社には市外はもとより、県外からも単身赴任という形で働きに来ている方が多くいます。これからは UI ターンで柏崎にきた人も多く雇いたいと思います。柏崎では人口が減り続けていくでしょう。その時、市内の人だけでなく外の人も積極的に雇うことで、事業を大きくしてさらに雇用を生む。このまちの一企業としてできる地域貢献を、これからも続けていきたいと思います。

取材執筆=矢島 衛(柏崎市移住・定住推進パートナーチーム)
写真撮影=中島 遼(NPO法人aisa)

企業情報
会社名
株式会社テック長沢
事業内容
テック長沢は、高精度な切削加工技術や周辺技術により、幅広い産業へ高品質な製品を提供している会社です。 顧客の信頼を全ての基礎にして、地域や社会の発展に貢献しつつ、当社に関わる全ての人々の幸せを追求します。
コメント
ここ20年間で売上が10倍と成長し続けており、20代、30代の若手が全体の約60%を占める会社です。複雑形状の切削加工を得意としています。初心者でも丁寧に指導します。

上記の事業所をはじめ、市内の企業情報に精通した
移住コンシェルジュが
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