水球のまち柏崎を共に熱狂させよう ~スポーツが好きの方にピッタリの仕事がここにある~
「スポーツに関わる仕事がしてみたい」
学生の頃からスポーツをされていた方は、そんな思いを抱かれたことがあるのではないでしょうか。とはいえ、スポーツに関わる仕事って少ないように思います。
柏崎市は「水球のまち」ともいわれています。今回、スポーツが好きな方に向けてとっておきの仕事ともいえる一般社団法人ウォーターポロクラブ柏崎の「水球クラブチームの広報担当者」という素敵な仕事を紹介させていただきます。
日本選手権優勝、数々のオリンピアンを輩出する地域密着型チームの運営
一般社団法人ウォーターポロクラブ柏崎(以下、法人)は、2010年に設立した柏崎市をホームとする水球クラブチーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎(以下、ブルボンKZ)」が母体となり、2017年に法人化され、ブルボンKZを運営しています。
「ブルボンは設立以来2度の日本選手権優勝を果たしました。また、数々のオリンピック選手を輩出しています」と話すのは、強化部長の佐々木洋輔さん。
ブルボンKZの運営は、「プロ野球でいえば広島カープのような市民主体のチーム運営を目指してきた」という通り、市民や本社を柏崎市に置く株式会社ブルボンを中心とした地域の協賛企業約110社と行政からのサポートで成り立っている。
島根県出身、2017年に柏崎に移住
佐々木さんは、1989年生まれで島根県出身。10歳から水球をはじめ、水球の名門である筑波大学を卒業後はコーチとなった。
水球を始めたきっかけを伺うと、「カナヅチの母の勧めで4歳から水泳を始めました。小学生の時に同級生から人数が足りないからという理由で水球の中国地方大会に出てほしいと何度も言われ、無理やり出場。全国大会でベスト4に入ったんです。その後、同級生に負けたくないという思いで水球を続けてきたら、高校3年の時にインターハイで準優勝。そんな調子で最終的には水球にのめり込みました」と。
続けて、大学卒業後にコーチになられた理由を伺うと、「筑波大学時代は同じGKのポジションにオリンピアンの棚村克行選手が一つ下の学年にいました。棚村選手と同じ世界レベルには達しなかったが、大学時代に彼と本気で切磋琢磨した経験はコーチングにいきる。そう考え、大学卒業後は大学院に進み、コーチとしての新たな可能性を探りました。」と話していただいた。
その後、筑波大学の先輩でありブルボンKZを創立した、当時新潟産業大学学長の廣川俊男氏(故人)の勧めと元ブルボンKZ監督の青栁勧氏のビジョンに感銘を受けたことで、2017年に柏崎に移住。現在は、新潟産業大学の教員として籍を置きながら、大学の地域連携事業で2024年よりブルボンKZの強化部長となった。
佐々木さんの仕事は、ジュニアから社会人までの強化方針の立案、協賛企業との意見交換、さらにはビジョンと現状との分析など多岐にわたる。選手や応援者、関係者と感動を享受できることがやりがいだという。
柏崎市役所と連携して水球のまちを世界にPR
柏崎市役所には「水球のまち推進室」という他の自治体にはない部署がある。
法人は「日本選手権優勝及びオリンピック選手輩出」といったブルボンKZの強化をメインにしており、柏崎市は、水球のまちとして「市民と水球」をテーマに掲げ、ホストタウン事業や世界各国の水球チームの誘致活動に注力してきた。アジアや欧州等の海外より年間8チーム程度が柏崎に遠征合宿に来て交流をはかっており、その際は、法人と柏崎市が一体となって海外選手をおもてなししている。
他に柏崎市と連携してどのようなことをされているのか伺うと、「毎年6月、7月には、市内や近隣の小学校10校程度に水泳・水球の授業講師の派遣を行っています。今後も法人と柏崎市が連携して、水球のまちを熱狂させていきたい」と話していただいた。
海外遠征もあって海外の友人が増える
これまで、海外のチームが柏崎に来た際は、柏崎をメインに近隣の南魚沼や小千谷、寺泊にておもてなしをしてきたそうで、「市内では、谷根の釣り堀はいつも案内しています。シンガポールの選手には鮭のつかみ取り体験をしてもらいましたし、台湾の選手には高柳のガルルのスキー場を案内しました」と。
逆に、海外のチームから招待されることもあるという。「東京オリンピックの際のホストタウン事業で柏崎チームは強豪のモンテネグロからゲストとして招待されました。モンテネグロの選手は水球が盛んな柏崎が大好きだと言ってくれています。なので、モンテネグロに招待された際は、熱烈な歓迎を受けました」と。このように、佐々木さんは海外の選手との交流も多く、つい先日もフィリピンの友人から連絡がくるなど、海外の友人が増えているそうだ。
スポーツが好きで地方創生や地域貢献に関心のある方を求む
今回募集しているのは、佐々木さんと一緒にプロジェクトを推進する広報担当者。
具体的には、情報発信やイベントの企画運営など地域の活性化につながるプロジェクトを推進してくださる方だ。求める人物像を伺うと、入社を機に柏崎に移住できる方を想定しているとのことで、「水球未経験、水球を初めて知る人でも大丈夫、ぜひスポーツが好きな方に応募いただきたい。また、地方創生や地域貢献に関心のある方で、まちづくりに関わりたい方、ブルボンKZに新しい風を吹かせてくれる方に応募いただけると嬉しいです」と話していただいた。
「柏崎から熱狂を。柏崎の可能性を。」~水球を人々の日常に~
今後についてお話を伺うと、佐々木さんは熱狂という言葉が好きで、熱狂をどれだけ生み出せるか、いくつかのプランがあるという。詳しく伺うと、「第一には、柏崎の地でチームの強化が進んでいって柏崎で熱狂が生まれてくる。これがベストだと思います。そしてもう一つの選択肢は、ハブになっているのは柏崎で、柏崎以外の色んな地域に強化の拠点があって、色んな地域から柏崎に来て柏崎を盛り上げるスタイルを考えています。ジュニアのチームが柏崎にあるので、国際交流や地域でのイベント参加についてはジュニアとか大学生でやってもらう。ジュニアの段階で国際交流ができるということであれば、教育的観点においても柏崎市の魅力の一つになるのではないかとも思う」と。
最後に移住希望者にメッセージを伺うと「なんとしても柏崎から熱狂を生み出したいです。今私たちに不足しているのは広報の力です。ぜひ広報担当者として柏崎から熱狂を発信していく仲間になってください」と締めくくっていただいた。
取材執筆=間島 博英(柏崎市移住・定住推進パートナーチーム)
写真撮影=中島 遼(NPO法人aisa)
※一部写真は一般社団法人ウォーターポロクラブ様よりご提供※
- 企業情報
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- 会社名
- 一般社団法人ウォーターポロクラブ柏崎
- 事業内容
- 新潟県柏崎市を拠点とする水球チーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」の事務業務・協賛金やサポーターズ会費等の管理運営業務を行っています。
- コメント
- 「柏崎から熱狂を 柏崎の可能性を」というビジョン、「水球を、人々の日常に。」というミッションに共感できる方はぜひ一緒にクラブを運営しましょう。
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