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自らの経験を形に~クリエイティブなUIターン仲間を増やしたい~

伝統的な技術は維持しつつも、それだけでは、今後、会社や個人の成長は望めない時代に入っている。有限会社新潟刺繍は、「これから成長させていく会社」。決められた枠の中で働くのではなく、その枠を自らが創っていく。会社の「これから」を一緒になって創っていける、そんな仲間を探している。「服やテキスタイル(生地)や刺繍・プリントがすごく好き。」「こんなものを作ってみたい。売ってみたい。」「就職したものの、決められた枠内の仕事では面白くない。」「ルーティンワークではなく自分で仕事をつくっていきたい。」「若手経営者の近くで自己成長したい。」「会社の経営に携わりたい、興味がある。」 少しでもどれかに当てはまる方は、新潟刺繍にぜひ注目していただきたい。

伝統的かつ全国的にも珍しい特殊な加工技術

「当社の製造加工内容は大きく刺繍加工とプリント加工に分かれています。そのなかでも『きもの』の刺繍加工は、金の特殊な糸と専用のミシンを使用する必要があり、伝統的かつ全国的にも珍しい特殊な加工技術なのです。」と話すのは、二代目の野口貴広さん。なんと31歳(2023年現在)の若手社長だ。さらに伺うと、「複雑な機械刺繍に必要な、専門ソフトを駆使した刺繍データの作り込みも得意としており、最近では多様なニーズに応えるために、プリント加工技術・設備にも積極的に投資しています。」と教えていただいた。新潟刺繍では、伝統的な技術の継承とアップデートを行いつつも、時代の潮流に合わせた新規事業の構築も行っている。

自らが仕事を創っていく

会社の歴史と特殊技術を背景に、きもの市場からは一定の引き合いがあるものの、きもの全体の市場は全盛期の半分程度になっているという。そのため、2019年に野口さんが代表取締役に就任して以来、第二創業期と位置付け、若手のコアメンバーを中心として事業の再構築を進めている。具体例を伺うと、これまでは、提携企業・小売店がお客様の要望をヒアリングし、加工のみを受託する形であったり、すでに具体的に制作したいものが決まっているお客様の要望通りに加工をおこなう形であったりと、受け身の営業スタイルであった。しかし最近では、エンドユーザーに対して直接、「ロゴをリニューアルして、こういったデザインのTシャツをチームユニフォームとして一式作りませんか?」といったように、デザイン企画段階から提案していく営業スタイルに転換を始めている。これが奏功して、社員の仕事も「自らが創っていく」というクリエイティブなものに転換していっているようだ。

フリーランスとして個人事業を兼業するUターン者が活躍

2023年に入社した飯塚沙織さんはフリーランスのデザイナーだ。飯塚さんは柏崎市出身の 26歳(2023年現在)で、高校卒業後に上京、専門学校を経てアパレルブランドへ就職した。同ブランドを退職後もフリーランスとしてアパレル関係の仕事を行ってきたが、2023年5月、柏崎にUターンし新潟刺繍に入社した。Uターンの経緯を伺うと、「フリーランスとして仕事をする中で、パソコンさえあれば拠点を東京に限定する必要がなくなったことが大きいです。また以前より地元でものづくりの活動をしたいという想いがあり、柏崎への移住を決めました。個人の仕事との両立が可能で、前職の経験が活かせる仕事を探していたところ、インスタグラムで当社の求人を見つけて応募しました。」と話していただいた。インスタグラムから応募したというのがなんとも今風だ。

フリーランスの仕事を具体的に伺ってみると、「洋服のデザインや生産管理など、アパレルブランドの立ち上げに関わる業務全般や、アパレル以外でも衣裳のスタイリングを行ったりなんでもやります。」と。一方で、会社の仕事について伺うと、「刺繍のデータを作るというのは、通常個人では経験できる機会がなく、グラフィックデザインなどとも異なるため、特殊な仕事内容ですごく面白いです。これだけやってくださいという環境ではなく、色々自分からも提案して、新しいことを始める環境があります。また、私のような多様な働き方も許容してくれる会社なので、今後ぜひUIターン仲間が増えてくれると嬉しいです。」と嬉しそうに話していただき、この会社が働きやすい環境であることがよく伝わった。

服や繊維や刺繍・プリントが好きなUIターン者を募集中

現在募集している職種は、ファクトリーマネージャー候補。プリントや刺繍の制作に携わりつつ、生産管理職、制作責任者を目指していただく募集だ。野口さんに求める人材像を伺ったところ、「そもそも、服だったり、テキスタイル(生地)だったり、刺繍・プリントだったりとかに興味関心がある方がいいと思います。まずは好きっていうところが先行した方がいい仕事ができると思います。」と。続けて、「やはり、首都圏などで色々と経験されてきたUIターン者で、新たな視点を入れてくださる方が嬉しいです。」と話していただいた。

最後に一言伺うと、「当社は働きつつも、自分の好きなことや、やりたいことがしたい、そういった希望を尊重できる会社です。趣味と仕事がシナジーを呼ぶこともあります。私自身も31歳と若く、風通しがよい会社と自負しています。会社としても新しい風を積極的に取り入れたいタイミングにありますので、現在募集しているポジションに限らず、当社にご興味を持たれましたら、ぜひお声がけをお待ちしております」と締めくくっていただいた。

取材執筆=間島 博英(柏崎市移住・定住推進パートナーチーム)
写真撮影=滝澤 葉月(NPO法人aisa)

企業情報
会社名
有限会社新潟刺繍
事業内容
弊社はこれまで、
・「きもの」への刺繍加工
・スポーツウェアやアパレル等へのプリント・刺繍加工
の2つの事業を軸に営業しておりました。
現在は、上記の事業に加え、オリジナルグッズのデザイン・企画・提案といった領域での事業を積極的に拡大しています。
2019年に代表交代、現在を第二創業期と位置付け、若手経営者を先頭に若手のコアメンバーを中心として事業の再構築を進めています。
コメント
弊社はこれから創りあげていく会社です。
移住後の就業先として、熱量を持って仕事に取り組める職場をお探しの方、ぜひご一緒できたら嬉しいです。

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